00.防災ブログ

お正月はお子様のお餅に気を付けてください(2018/12/24)

お正月はお子様のお餅に気を付けてください。

毎年、お正月になると「高齢者が餅をのどに詰まらせて死亡」というニュースを目にします。大人が餅をのどに詰まらせると窒息死しますが、子供の場合は死亡せずに低酸素脳症から植物状態になることが少なくありません。

餅で死んでしまう出来事は衝撃的で、窒息事故による搬送者の割合は8割~9割が高齢者(東京消防庁)となるため、高齢者の餅による窒息事故はニュースで取り上げられる傾向がありますが、その裏には、もっと注意すべきお子様の事故が隠れています。

子供の窒息事故については、影響力の強いテレビのニュース番組や情報番組などで、一人でも多くの人へ注意喚起をして頂きたいのですが、取り上げられる機会は非常に少ないのが残念でなりません。

PROTECT-Uウェブサイトは東日本大震災後の活動経験から、「災害に対する注意喚起や情報を発信していくこと」を目的として誕生しました。餅の事故は災害とは異なりますが、大切な人の命を失うことないよう、大人から子供まで注意を払っていただきたく微力ながらブログでお伝えさせて頂きました。



東京消防庁では「個人差がある」としながらも以下の事故要因を挙げています。

  • 乳幼児…主に臼歯がなく食べ物を噛んですりつぶすことができないことや、食べながら遊んだりする傾向にあるため、窒息事故が発生しやすい。
  • 高齢者…一般的に、かむ力や飲み込む力が弱くなり、だ液の分泌量も減少し、食物が詰まりかけた時に咳をする反応が弱いなどの理由により窒息事故が発生しやすくなる。

そして餅をはじめとした粘着性のある食品による窒息事故を防ぐための注意事項として以下を挙げています。

  • 食品を小さく切るなど、食べやすい大きさにする。
  • 急いで飲み込まず、ゆっくりとよくかみ砕き、だ液と混ぜてから飲み込む。
  • 介助が必要な人に餅などを食べさせる時は、「横になった状態」「あおむけに寝た状態」では食べさせないようにする。
  • 食事の際は、お茶や水などを飲んで喉を湿らせる。
  • 食事中は遊ばない、歩きまわらない、寝ころばない。
  • 高齢者や介護を要する方は、粥などの流動食に近い食物でも窒息を起こすことがあるため食事の際は目を離さない。
  • いざという時に備え、応急手当の方法を習得しておく。

まもなくお正月を迎えます。餅だけでなく食事の際の窒息事故には十分に気を付けて、安全で楽しい時間をお過ごしください。