02.都道府県別情報

熊本県の過去の災害情報

熊本県の過去の災害情報

熊本県で発生した過去の災害をまとめました。過去の災害から何を学び、将来の災害対策としてどのような備えが必要でしょうか。

万が一の時に被害を最小限に抑え、一日も早く通常の生活に戻れるよう、心構えや備蓄など、個人レベルで出来るところは用意しておきましょう。

2017年台風18号(2017年)

2017年(平成29年)9月9日、マリアナ諸島で発生した台風18号は、発達しながら北上を続け非常に強い勢力で13日に宮古島付近を北上した後、17日11時30分頃、鹿児島県南九州市付近に上陸した。その後は高知県に再上陸し四国を通り、17日夜には兵庫県明石市付近に再上陸、近畿・東海・北陸地方を進んで新潟沖の日本海で温帯低気圧に変わった。

当初は「北海道に上陸(史上初の九州・四国・本州・北海道への上陸台風)」とされていたが、気象庁の事後解析で、北海道への上陸前に温帯低気圧に変わっていたと修正されている。死者5人、負傷者72人、浸水・損壊家屋9,000棟以上の被害が生じた。特に台風周辺の発達した雨雲がかかった九州で大雨となり、津久見市など大分県南部では河川氾濫が相次ぎ、浸水・損壊家屋が多数に及んだ。

平成29年7月九州北部豪雨(2017年)

2017年(平成29年)7月5日から6日にかけて、福岡県と大分県を中心に九州北部地方で所によって総雨量が600mm近い記録的な大雨が降り、土石流や山崩れ、洪水による甚大な災害が発生した。気象庁はこの豪雨について「平成29年7月九州北部豪雨」と命名した。

対馬海峡付近に停滞する梅雨前線に向かって暖かく非常に湿った空気が流れ込んだ影響で、九州北部地方では筑後川沿いに発達した積乱雲が連なる線状降水帯が形成・維持され、同じような場所で豪雨が続いた。福岡県には記録的短時間大雨情報が15回にわたって発表され、特に朝倉市では1時間に129.5mm、2日間では586.0mmの記録的な降水量を観測した。

この豪雨で、福岡県朝倉市と隣接する東峰村、さらに大分県日田市を中心に各地で筑後川に注ぐ中小河川が氾濫、また上流では土石流や山崩れが相次ぎ、大量の土砂や流木が下流に押し寄せ、多くの家屋が損壊もしくは流失した。この豪雨によって、福岡県と大分県で41人が死亡または行方不明となり、浸水・損壊家屋は2,000棟以上にのぼった。

平成28年熊本地震・本震(2016年)

2016年(平成28年)4月16日1時25分頃、熊本県熊本地方を震源とするマグニチュード7.3、最大震度7の地震が発生。熊本県益城町、西原村で震度7を観測した。2日前の4月14日に発生していた最大震度7の前震に続く本震と見られ、同一地域を震源とする一連の地震活動で震度7を複数回観測したのは初めてのこととなった。

震度7を観測した熊本県益城町、西原村をはじめ、熊本地方の広い範囲で多くの家屋が倒壊したほか、南阿蘇村で大規模な土砂崩壊が発生するなど、熊本・大分両県で大きな被害となり、2016年12月までに死者161人、負傷者2,692人、家屋被害は190,000軒以上にのぼった。

また、大きな余震が続いたことで、屋内を避け車中泊で避難生活を送る被災者が相次ぎ、これによる静脈血栓塞栓症(エコノミークラス症候群)の発症や、地域の防災計画の未整備などが課題となった。



平成28年熊本地震・本震「嘘の情報」(2016年)

地震後、「おいふざけんな、地震のせいで、うちの近くの動物園からライオンが放たれたんだが 熊本」という嘘の情報を写真付きで流したとして、神奈川県在住の会社員、佐藤一輝容疑者(20)が逮捕されました。

後に佐藤一輝容疑者は起訴猶予となりましたが、嘘ツイート当時は、熊本市動植物園には問い合わせが相次ぎ、ウェブサイトにはアクセスが集中して閲覧がしにくい状態になりました。

震災の混乱に乗じた犯罪は絶対にやめましょう。

平成28年熊本地震・前震(2016年)

2016年(平成28年)4月14日21時26分頃、熊本県熊本地方を震源とするマグニチュード6.5、最大震度7の地震が発生した。熊本県益城町で震度7を観測。震度7を九州地方で観測した初めての地震となった。2日後の4月16日未明に、さらに規模が大きな地震が発生。同一地域を震源とする一連の地震活動で震度7を複数回観測したのも初めてであった。

一連の地震は、熊本平野直下の複数の断層帯の活動とされ、16日のマグニチュード7.3の地震以降は、この断層帯の北東方向に位置する熊本県阿蘇地方から大分県中部(別府市、由布市周辺)でも震度6強~震度5弱の強い地震が相次ぐなど、広い範囲で地震活動が活発化したのも特徴である。震度1以上の地震回数は2016年12月までに4,000回を超えた。

この地震で、九州新幹線で開業以来初となる脱線事故が発生したが、回送中で負傷者はいなかった。

平成24年7月九州北部豪雨(2012年)

2012年(平成24年)7月11日から14日にかけて、九州北部地方は記録的な大雨に見舞われ、各地で河川の氾濫や土石流が発生するなど大きな被害となり、気象庁はこの大雨を「平成24年7月九州北部豪雨」と命名した。

対馬海峡付近に停滞した梅雨前線に向かって湿った空気が流れ込み、熊本県阿蘇市で6時間に450mm以上の雨量を観測するなど九州北部地方で記録的大雨となった。この大雨で福岡県の矢部川では堤防が決壊するなど、河川の洪水や土砂災害が相次ぎ、一連の豪雨で死者・行方不明者33人、負傷者34人、損壊・浸水家屋は13,000棟以上にのぼった。

台風並に発達した低気圧による暴風被害(2012年)

2012年(平成24年)4月3日、24時間で中心気圧が42hPaも低下するという極めて稀な発達を見せた低気圧が日本列島を通過した。この低気圧の通過に伴う暴風で、全国で4人が死亡、約500人が負傷したほか、広範囲で停電が発生し、交通機関も大幅に乱れた。

この暴風では、気象庁から事前に外出を控えるよう異例の注意喚起が出され、企業が従業員に対して交通の混乱による帰宅困難を回避するために早期帰宅を促すなどの措置がとられた。

霧島山・新燃岳で爆発的噴火(2011年)

2011年(平成23年)1月27日15時41分頃に霧島山・新燃岳で爆発的な噴火が発生した。新燃岳では、1月19日に2年5カ月ぶりとなる小規模な水蒸気噴火が発生した後、26日には噴煙が3,000m上空まで上がり約300年ぶりとなる本格的なマグマ噴火に移行、九州南部の広い範囲で降灰が観測されていた。

この爆発的噴火では火口から全方向へ火砕流が発生し、翌28日には火口内に溶岩ドームも確認され、火口をほぼ満たすほどに成長した。爆発的噴火に伴う噴石や空振により、周辺での家屋で窓ガラス破損などの被害が発生した。

平成16年台風16号(2004年)

2004年(平成16年)8月27日から31日にかけて台風16号が西日本と北海道を縦断した。8月19日にマーシャル諸島近海で発生した台風19号は、日本の南の海上を北西に進んだ後、大型で強い勢力で8月30日10時前に鹿児島県串木野市付近に上陸した。その後、台風は九州と中国地方を縦断、日本海を北東に進んだ後、31日には北海道函館市付近に再上陸し北海道を進んで温帯低気圧に変わった。

台風の通過に伴い西日本では大雨となり、期間降水量は宮崎県えびの高原で821mmに達したほか、所によって500mmを超える降水量を記録した。しかし、何より被害を大きくしたのは高潮で、台風の接近と大潮の時期の満潮が重なったことから、高松港(香川県)や宇野港(岡山県)などの瀬戸内海沿岸では潮位が2mを超える記録的な高潮を観測し、浸水被害が相次いだ。

この台風により、全国で死者・行方不明者19人、浸水・損壊家屋56,000棟を超える大きな被害が生じた。

熊本県水俣市土石流災害(2003年)

2003年(平成15年)7月20日4時15分頃、熊本県水俣市で土石流災害が発生した。活発な梅雨前線の影響で、水俣市では県設置の雨量計で1時間雨量121mmの猛烈な雨となり、市内2カ所で大規模な土石流が発生、19人が死亡、7人が負傷した。

避難勧告の発令は土石流災害の発生後であった。

「災害に備え、命を守る!PROTECT-U」は2011年(平成23年)3月11日に発生した東日本大震災を機に活動を開始しました。長いこと草の根レベルの活動を続けていましたが、台風、大雨、洪水、地震、噴火などの自然災害が多い日本で一人でも多くの方に「万が一の備え」をしてもらいたいという気持ちから、2018年(平成30年)より、「災害に備え、命を守る!防災ポータルサイト PROTECT-U」を作成しウェブを利用した活動も開始しました。このサイトが一人でも多くの方に届くことを願いながら活動していきます。もしよろしかったら、以下の各SNSのボタンで共有して頂けますと幸いです。よろしくお願いいたします。